【 ゲーム理論 】PDB Group Daily News vol.234 « PDBマーケティング株式会社

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2012/01/23

【 ゲーム理論 】PDB Group Daily News vol.234


■[ PDB Group Daily News ]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■

ビジネスのつながりが日本を変える!
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■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━[vol.234] 2012/1/23 ━━■
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01 ┃ 本日のコラム -『ゲーム理論』-
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┃ 藤田 幹夫(PDBM)
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おはようございます。
PDBマーケティング代表取締役藤田です。

今週は、再生支援を手掛けている元の会社、つまり債務を残した会社の
破産申立から始まりです。
過去の失敗整理は、損失確定となりますが、次に進むためには必要です。

今日のテーマはゲーム理論です。
ケータイや、スマホのゲーム必勝法ではありません。
利益の極大化とリスク最小化のための、行動選択理論です。

自分の選択肢だけでなく、相手の選択肢を定義し、相手の出方で効果が
変化する現象への適用に特徴があります。
競合とか、提携先といった相手が存在し、駆け引きがある、日常ビジネス
への適用も有効です。

一般的に知られているのは「囚人のジレンマ」です。
共犯関係の囚人が二人、それぞれが黙秘すると犯罪の立証が困難になり、
二人とも無罪の可能性が高い。
有能な検察が崩しにかかります。自白をすれば、相手は懲罰を込めて
3年の実刑だが、自白したほうは執行猶予を付ける。
両方が自白すれば、二人とも2年の実刑というモデルです。

日本では司法取引が認められていないので、合法ではありません。
実態としては、検察の裁量として、行われています。
最近のアメリカ司法ドラマでは、このモデルが頻発しています。
有能な刑事の活躍で、悪人は相互不信に陥りというより、騙されて
二人自白に追い込まれます。

裁判で公正な判決をとるのではなくて、当事者間の相対取引です。
それで社会正義が保てるのか、という批判もあるようですが、効率優先です。
リスク・メリットの相対モデル化で、合意が加速されています。

民主党小澤元代表の政治資金を巡るやり取りも、近いものがありそうです。
まず贈賄側ゼネコンをせめて、(懐柔して)金を渡したと言わせる。
ここで相互黙秘がまず崩れます。
実質監禁状態で取り調べ、石川元秘書から供述をとる。
この時点では、石川、小澤の囚人モデルに変形し、しゃべらなければ、
小澤を逮捕すると脅したようです。

国策捜査には出口がありません。
一方的に、強権者との「チキンゲーム」に引きずり込まれます。

チキンゲーム。映画にもよく登場します。
古くはジェームスディーン「理由なき反抗」、「バックトゥーザフューチャー」
にも出てきます。
原型は、正面から車を走らせて、怖くなってハンドルを切ると
「チキン」つまり、意気地なし。
両方とも勇者だと、正面衝突で、どちらも死んでしまう。

典型的なのは国際政治です。
9.11に対して、アメリカは大量破壊兵器の開発が確認されたとして、
正面から攻撃、イラクを圧殺、事後そんな兵器の存在は確認されていません。
チキンゲームの様相であっても、力の差があると一方が圧殺されます。
もちろん、相手もかなりのダメージを受けます。

日本では、北方領土返還、尖閣諸島帰属問題は国際間のチキンゲームです。
上陸して実質領有を主張すれば、相手も動きます。
相手にも当然世論があります。
本気で、中国、ロシアとチキンゲームをやりますか?
一部勢力を除いて、交渉を選択します。

また、意思決定過程のモデル化は、判断の背景も明らかにします。
実験での検証も、いくつかなされています。
50%の確率で200ドルか0かのくじ引きと、100ドルの現金を選択させると
期待値は同じですが、大多数は100ドルを選択する。
リスクを嫌う傾向が強い、ということです。

「コンコルドの誤り」はあの超音速機コンコルドの投資回収計画です。
イギリスとフランスは共同開発の途中で、採算が合わないことが
分かったとき、すでに多額の投資をしてしまっていた。
途中中止は巨費の無駄が確定するとして、追加投資をした。
さらに損失が巨大になり、すべての事業を中止した。

事業投資決定は、今の客観的な状況によって判断すべきで、過去投資してきた
事実に拘束されてはならない。
株投資の損切が難しいのと同じです。

さらに面倒なことに、生物の意思決定は種、DNA維持の本能的なメカニズムが
により、過去の判断を生かそうとする保守的な力が働くようです。
種の維持メカニズムにも逆らってでも止めろということです。

今週もPDBグループをよろしくお願いします。

参考
「ゲーム理論の愉しみ方」(得するための生き残り戦術)
河出書房新社 デイヴィッド・P・バラシュ

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▼プロフィール:
・氏名:藤田 幹夫(ふじた・みきお)60歳
・出身:香川県丸亀市
・出身高校/大学:香川県立丸亀高校/京都大学理学部
・役職:代表取締役
 知恵と工夫で、コンテンツアグリゲーションを追求します。
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