撤退について考える【PDBM Daily News 2010/06/01】 « PDBマーケティング株式会社

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2010/06/01

撤退について考える【PDBM Daily News 2010/06/01】


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■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━[vol.1178] 2010/06/01 ━■

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01 ┃ 本日のコラム -『 撤退について考える 』-
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┃  西江 佳志乃
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おはようございます。
PDBマーケティング 西江でございます。

弊社では4月より今までなかった試みとして、
全社員が役職・部署など関係なく、いくつかのチームにわかれ
新しいタスクフォースをすすめております。

そんな中で、私が属するチームでは、新規サービスプロジェクトを担当しており
実際に私は、プレパブをはじめとし、女性をターゲットとした媒体への
個別アプローチが主となる新規サービスについて、進めております。
(メルマガやリリースでも、ご紹介させて頂いております!)

また、この他いくつかの新規サービスにつきまして、今後展開を予定しておりますので、
詳細につきましては、改めまして後日ご報告させて頂く予定でございます。

と、このように新規プロジェクトに携わり、

・どんなサービスをはじめるか?
・市場動向はどのようになっていて、市場規模はどのくらいか?
・参入のポイントは?
・想定される隘路とは?
・コスト、投資の計画は?

など、それぞえのサービスにつきまして、細かく戦略シートを作成しておりますが、
その一つに、『撤退のポイント』という項目があります。

2006年のリーマンショック以降、企業の撤退のニュースが非常に多くなりました。
「撤退」という言葉を聞くとどうしても、失敗や敗北といった
マイナスポイントというイメージが大きいです。

最近でも下記のようなニュースが。

・倒産や事業撤退が増加した1週間
http://www.p-db.com/cst-0000000-27/0009742/

・JALは3セク経営撤退、ANAは路線移転 札幌丘珠空港を直撃する「航空不況」
http://www.p-db.com/cst-0000000-27/0009741/

そんな、マイナスイメージの多い「撤退」という言葉ですが、
なぜ新しい事業について、まだスタートもしていない計画の段階で
「撤退」について考える必要があるのか。

それよりも、目標を決めてそれを達成するためのあらゆる戦略を考えるほうが
重要なのでは?
『撤退の基準』をはじめから決めるということは、
「成功しないかもしれない、という考えが強い」と取られかねないのでは?

などと考えてしまいがちです。

しかし上記のような撤退のニュースを振り返ってみると、
「撤退の基準を考えていなかった、撤退のタイミングを誤っために招いた、
最悪な形での撤退」が非常に多いように感じます。

・利益は出ていないが、自社のコーポレートブランドに重要な貢献をしている
・赤字事業ではあるが、ずっと続けてきた思い入れの強い事業である
・長い目で育成するという視点から見ると、重要な事業である

といった、あいまいな判断で事業を存続させてきた結果、
大きな赤字事業となり、経営にまで大きな影響を与えるほどの
最悪な撤退劇となったケースがほとんどです。

とくに日本企業は、「撤退を避ける」といわれます。
旧カネボウも会社が崩壊するその時まで、粉飾決算までして紡績事業を守った事に対し、
「企業全体が倒産する方が、特定の事業から撤退するよりマシである」とでも考えていたのでは?
とコメントするニュースまで。

・日本人が“やめられない”理由
http://www.p-db.com/cst-0000000-27/0009745/

思い入れのある事業や、多くの投資をしてきた事業の撤退を決断するのは難しいですが、
新規事業を考える際に、『撤退の基準』を考えておくことで
あいまいな「感情」という基準ではなく、はっきしとした「基準」での判断が
可能となるのだと思います。

名経営者といわれる経営者もそれぞれの『撤退の基準』をもっています。

・ジャック・ウェルチ(ゼネラル・エレクトリック元CEO)
「世界で1位か2位になれない事業からは撤退する」

・中村邦夫(パナソニック会長)
「社内指標で事業を評価。3年連続で基準を満たさない事業は撤退」

など。

(日経ビジネス2010.04.26号 特集「勝つための撤退」より抜粋)

これらのように、経営者視点で、『撤退の基準』を見極めるとともに、
これからは、一人ひとりの社員も、その戦略や意識、ルールを共有することがポイントなのだと
今回のタスクフォースプロジェクトを通して、感じております。

国内のネット広告代理事業やネットメディア事業で最大手の一つであるサイバーエージェントは
1998年3月設立の同社は、2年後の2000年3月にマザーズに上場。ところが4期連続で営業赤字を記録。

そんな中、黒字化プロジェクトの一環として2004年5月にCAJJプログラムを導入。

CAJJプロジェクトとは、1事業ごとに半年サイクルで育成・撤退を判断し、
毎週のように経営資源の再配分を検討するというもので、
導入後、2008年9月期まで5期連続で営業黒字を確保し、。
2003年9月期と比べて2008年9月期の売上高は5倍強の870億円になり、
営業利益は46億円になったそうです。

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/JIREI/20091204/341562/?ST=cio&

このように、各事業戦略を考える上で、『撤退の基準』まで考えることは、
「目標をなんとしてでも達成する」、「そのために必要なものとはなんだろう」と、
一人ひとりが考えるきっかけとなるのではないかと思います。

皆さまが、新規事業計画や事業戦略を考える際、少しでも参考になりましたら幸いでございます。

それでは、本日もよろしくお願い致します。

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▼プロフィール
・氏名:西江 佳志乃
・出身:石川県
・出身高校/大学:金沢二水高校/東洋大学
・業務内容:VFリリースサポート担当

・最近気になること:
話題のiPadが欲しくて欲しくて、本気で買おうかと悩んでいる中、
中国の「Touch Pad」のニュースを目にしました。

http://www.p-db.com/cst-0000000-27/0009743/
やっぱりすごい、さすが中国。iPadにほんとにそっくりです!(笑)
今後、ライバル商品がどんどん登場するであろうこの市場。
この先の展開に目が離せませんね!
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